はちまんたいしりつ でんどうしょうがっこう
八幡平市立田頭小学校
住所:〒028-7112 岩手県八幡平市田頭19-43
Tel:0195-76-2732 Fax:0195-76-2734 Email:dendou-sho@educet.plala.or.jp
 
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 校長あいさつ
 田頭小学校は、明治八年五月、公立田頭小学校として創立しています。明治四年の廃藩置県を機に、日本は急速に近代化工業化していきますが、田頭地域は、鎌倉時代より荘園を形成していたといわれ、古くから農業が盛んな地域として知られています。また、田頭小学校創立の翌年 明治九年、西南戦争の直前、日本、特に関西九州では混乱が続きます。しかし、幕末、最大の抵抗勢力であった東北地域や岩手ではそれとは逆に、日本の新しい教育制度が、スムーズに機能し始め、着々と学校制度が根づき始め多くの優秀な人材が東北ら排出され、日本の政治・経済をリードしていきます。田頭小学校は、田頭城があったそのすぐそばに建てられ、多くの子どもたちが学んでいました。その中には、昭和初期、野口英世、鈴木梅太郎とともに、「至宝と仰がるる人」と称せられた、木村泰賢(インド・仏教学者)も育っています。田頭地域は古くから勉学が盛んで、優秀な人材を多数輩出しています。さらに、以前岩手県立博物館で、南部角相撲展が公開され、四角い土俵で相撲に励む、若くてたくましい田頭村の若者の姿を写真で見ることができました。田頭地域は、相撲の盛んな地域として知られていると共に、田頭バレーボールスポーツ少年団も活動している等スポーツの盛んな地域でもあります。そのような私たちの田頭小学校には、同窓会が組織され昨年も芸能祭が盛大に行われました。関係の皆さまご支援ご協力誠にありがとうございました。
 さて、今年度田頭小学校は児童数53名、教職員14名、学級数6(4・5年が複式学級)でスタートしています。本校でも少子化の影響で、児童数は年々減少傾向にある中、子どもたちは登校すると元気いっぱい校庭で遊び、始業の音楽とともに教室に入り勉学に励んでいます。私たち職員は、分かる授業・満足度の高い授業を目指します。これは子どもの荒れを防ぐ一番の薬です。そして、「あいさつ」「思いやり」「感謝」「読書」といった心を鍛える毎日の活動を大切にします。また、学習発表会・運動会に代表される、文化(相撲はスポーツと言うより日本の文化)・スポーツ活動の充実です。日頃の授業で培った文化・スポーツ活動の成果は、対外的な活動として、地域の優秀な指導者と学校の協力の下、数多くの成果を収めてきました。以上3つを柱に据え、学校教育目標を「かしこく」「やさしく」「たくましく」と定め、児童の教育活動に日々邁進しています。今年度は、新型コロナウイルスの影響で教育活動も制限されることが多くなります。皆様に多大なご迷惑をおかけいたしますが、何卒、昨年度同様のお引き立てをお願い申し上げます。                        第36代校長  中軽米利夫
学区の概要
 合併前は田頭村であり、南西に岩手山、北に八幡平を眺め、そのなだらかに続く裾に水田が開け、集落が点在する。
 学校は学区の東側の館山のふもとにあり、高度約280mである。冬から春にかて強風の日が多い。南西を流れる松川によって平笠小学校区と境される。
 保護者は、教育に関心が高く、学校には協力的であり、援助を惜しまない。PTA、教育振興運動推進委員会等、学校との連携がなされ、地域の教育力は高く、年間を通て子ども達の健全育成に力を入れて取り組んでいる。
 また、同窓会も組織され、映画会、芸能祭等の事業を通して基金を蓄え、折節に施設設備等に援助している。
校章の由来
 昭和23年に制定した。考案者は、当時の校長佐藤正美先生であった。
1,目標
 田頭小学校の子どもであるという意識を、しっかりと持ってもらう。田頭小の児童としての誇りと自覚を堅持して、学業に励むように。
2,意図
 岩手山のような確固とした強い魂と、岩手山のような気高い心を持つように。松川のように清くきれいな心を持つように。
3,図案
 山頂に白雪を頂いた霊峰岩手山が、松川の清流に影を映して、きれいに水中にも見える姿を図案化した。田頭小の誇りと自覚を持つようにと、あえて「田小」の文字を入れた。
田頭小学校 校歌  ※校歌の楽譜PDF版はこちらから
     作詞 向 野 泰 夫
     作曲 竹 田 伊三郎
一、からだと心を きたえよと
   岩手の山が 呼んでいる
   雪のあしたも 雨の日も
   たゆまず はげみ 学ぼうよ
二、花さきにおう 舘山の
   緑の丘がまっている
   友よ手をとり ふるさとに
   まことの花輪を かざろうよ
三、海のかなたの 国々に
   松川とおく つづいてる
   世界の子どもよ わたしたち
   広く大きく 伸びようよ
    ああ明るく 楽しい 学びやよ
    われらの 田頭小学校

令和2年度 学校経営計画 ※全体構想図PDF版はこちらから ※まなびフェストPDF版はこちらから。
1 学校教育目標
【基本目標】
 心豊かによく学び、自ら伸びていく力をもった子どもの育成
【具体目標】
 (1) よく考え進んで学習する子ども(かしこく)
 (2) 心が豊かで思いやりがある子ども(やさしく)
 (3) 健康で体力のある子ども(たくましく)
2 めざす姿
 (1) 子ども像 「希望で登校 感謝で下校」
 具体目標(1) よく考え進んで学習する子ども(かしこく)
  ア しっかり聞き、よく考え、はっきり話すことができる子ども
  イ 自主的・協働的に学習に取り組み、基礎・基本を身に付けることができる子ども
  ウ 家庭学習の習慣を身に付けることができる子ども
 具体目標(2) 心が豊かで思いやりのある子ども(やさしく)
  ア 明るい挨拶や返事ができる子ども
  イ 思いやりのある言動で人と接することができる子ども
  ウ いろいろな本を読み、読書に親しむことができる子ども
 具体目標(3) 健康で体力のある子ども(たくましく)
  ア 進んで体を動かすことができる子ども
  イ 規則正しい健康的な生活をすることができる子ども
  ウ 自分や他人の命を大切にし、安全な生活ができる子ども
 (2) 教職員像
  ア 使命感と情熱をもって教育にあたる教職員
  イ 一人一人の子どもを大切にし、認め、褒め、共感する教職員
  ウ 健康・明朗で、協調・協働する教職員
  エ 子ども、保護者、地域の人に信頼される教職員
 (3) 学校像
  ア 子どもたちが生き生きと学び、楽しく活動している学校
   ( 明るく、生き生き、学び合い、希望、笑顔、潤い、感動、感謝)
  イ けじめと礼儀があり、みんなが安心して暮らせる学校
  ウ 保護者や地域の願いに応え、開かれた学校
3 経営の方針
 学校教育活動をとおして、児童一人一人に「知・徳・体」を総合的に兼ね備え、学習や生活における基礎・基本を確実に身に付けさせ、子どもの主体的・対話的で深い学びを構築するため、教職員・保護者・地域が互いに信頼関係を築き、全職員一体となって組織的・計画的に学校経営を行う。
 (1) 学習指導要領の趣旨を踏まえ、確実な完全実施へ向けた教育課程の編成を工夫し、時代の要請に応じた教育活動を展開する。
 (2) 主体的・対話的で深い学びの推進を図る学習指導をとおして、確かな学力向上を目指す。
 (3) 学校生活・学習規律の充実を目指し、学校における生活力を向上させる。
 (4) 全教職員による経営参画をすすめ、相互の連携を密にした協働体制による学校経営を行う。
 (5) コミュニティ・スクール導入による「地域とともにある学校」の実現を目指す。
4 令和2年度経営の重点
 (1) 主体的・対話的で深い学びの推進を図る学習指導 →よく考え進んで学習する子ども(かしこく)
  ア 授業改善の取組推進と基礎・基本の確実な定着
   @ 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の取組を継続し、思考力・判断力・表現力の育成を図る。
   A いわての授業づくり3つの視点(学習の見通し、学習課題を解決するための学習活動、学習の振り返り)に基づく継続的な授業実践
   B 児童一人一人の実態を考慮した特別支援教育を踏まえた教室環境の整備と学習方法の工夫
   C 複式学級の特質を生かした指導計画に基づいた学習指導の充実
   D 隣接する学年における効果的な合同学習の推進
  イ 校内研究・研修の推進
   @ 「算数科」を中心にした授業改善をとおして、学力の向上を図る
   A 「外国語活動・英語科」「特別な教科道徳」「プログラミング学習」に関する研修を重ね、校内体制を整備する。
   B 「確かな学び、豊かな学び実現プラン」の共有と授業改善に向けて活用する。
   C 学力検査(全国学調、県学調)の正答率は当該学年「県比100%越え」を、NRT、CRT 等の正答率は、当該学年「全国比100%越え」を目標とする。
  ウ 家庭学習の一層の推進
   @ 学校での学習活動と家庭学習の連動・充実
   A 教育振興運動との連携強化及び小・中学校が連携した家庭学習の取組の継続・推進
  エ 教科・領域等における教育活動の推進
   @ 「いわてのひとづくり」を意識した復興教育の推進
   A 「キャリアパスポート」を活用したキャリア教育の推進
   B 情報教育(情報モラル)の充実とプログラミング学習の確実な実施
   C 特別支援教育の更なる充実(要観察児童への支援のあり方、個別の支援計画等の活用)
   D 幼・保・小連携の推進(スタートカリキュラムの実践、保育園との交流活動の実施)
   E 新聞を活用した学習の推進
 (2) 豊かな心を育てる教育の充実 →心が豊かで思いやりがある子ども(やさしく)
  ア 道徳授業の充実を基盤にした道徳教育の推進
   @ 全体教育計画及び別葉、年間指導計画にそった道徳授業の実践
   A 自分ごととして、多面的・多角的に考え議論する道徳授業への転換
   B 道徳科授業の公開(授業参観:保護者、地域)
  イ 互いの特徴(個性)を認め合う温かい人間関係を基盤とした学級経営の推進
   @ お互いを思いやり高め合う集団づくり(成就感や満足感のある教育活動)
   A 一人一人のよさを認め、自己肯定感を高める指導(受容、称賛、励まし)
   B 困っている友達が分かり、助けようとする気持ちと態度の育成
  ウ いじめを撲滅し、安全安心な環境づくりを目指した生徒指導の充実
   @ 信頼とルールに支えられた自律的で協力的な学級づくりをとおして、いじめの未然防止を図る。
   A 「学校いじめ防止基本方針」に基づき、全職員で組織的に対応し、いじめの早期発見・適切な初期対応に努める。
   B 日常の観察、QU、心のチックシート、教育相談等を活かした子ども理解を深める。
  エ 基本的生活習慣・行動様式の定着
   @ 「田頭っ子の一日のくらし」「田頭っ子の十のかんばり」を活用した指導
   A 「好ましい言葉遣い」「気持ちのよいあいさつ・返事」「くつそろえ」の継続的な指導
   B 「情報機器との上手な付き合い方」に関する指導の充実(ルールづくり等、家庭と連携した取組の推進)
  オ 青少年赤十字(JRC)活動の推進
   @ 教育活動全体の中で、「気づき」「考え」「行動する」態度目標の実現を図る。
   A 児童会活動・委員会活動との連携を推進する。
  カ 豊かな心を育む読書活動の推進と図書館活動の充実による読書力向上
   (多読賞・親子読書、図書ボランティア読み聞かせ、図書館整備、新聞活用 等)
  キ 自然・人・ものを敬い思いやる心の醸成を図るための体験活動の重視
   (宿泊体験、ボランティア・環境・米づくり活動、栽培活動等)
  ク 集団活動の喜びを感得できる学校行事・児童会活動・縦割り班活動・舘山陣太鼓等
 (3) 体力・運動能力の向上と健康の保持増進 →健康で体力のある子ども(たくましく)
  ア 教科体育の充実
   @ 運動量を確保した体育授業の充実
   A 行事等との関連を持たせた自主的・継続的な体力づくり(陸上・水泳・マラソン・60 運動)の推進
  イ 生活リズムの確立と保健指導の充実
   @ 基本的な生活習慣の確立「早ね・早起き・朝ごはん」
   A 食育の充実(給食センターとの連携)
   B むし歯予防対策の充実(給食後の歯みがき、歯科保健指導、親子歯みがき)
   C 歩いて登下校する子の育成(保護者への啓発)
  ウ 清掃活動の充実
   @ 「さわやか掃除」の徹底(さわがず、やすまず、かんぺきに)
   A 縦割り班清掃の指導(上の学年が下の学年のお世話、教師は掃除の仕方の指導を)
  エ 安全教育・防災教育の推進
   @ 防災・安全意識の向上を図る教育の充実(自分の命は自分で守る意識の向上・危険回避能力の育成)… 避難訓練(岩手山噴火も含む)、ショート訓練、防犯教室等の実施
   A 登下校の安全確保、安全な徒歩、自転車走行…交通安全教室、日常の声がけ
 (4) 特別支援教育の充実
  ア 通常学級における特別支援教育の観点を取り入れた授業づくりの推進
   @ 学級環境の整備(場の構造化、刺激量の調整、ルールの明確化)
   A 指導方法の工夫(焦点化・視覚化・共有化)
  イ 特別な支援を必要とする児童の学習保障
   @ 特別支援学級在籍児童及び教育支援委員会対象児童の個別の支援計画を作成し、一人一人の実態に応じた自立に向けた指導の推進を図る。
   A 校内教育(就学)支援委員会及び校内特別支援委員会の充実
   B 学習支援員(ひかりサポート)による着実な支援
  ウ 教育相談の推進・充実
   @ 対象児童について教職員間の共通理解を図り、全教職員で支援にあたる。
   A 就学に悩みや困り感のある保護者への積極的な教育相談の実施
 (5) コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)導入による「地域とともにある」学校の推進
  ア 学校運営協議制度を活用した学校経営方針、まなびフェスト等の家庭・地域・学校による共有・協働による教育活動の推進
  イ 学校だより、学級通信等の定期的発行による情報発信
  ウ 地域の人材の積極的な活用(米作り、ほうれん草栽培、交通安全指導等)
  エ 地域行事等への積極的な参加(ふれあい豊作感謝祭、コミセンまつり、敬老会等)
  オ 教育振興運動、PTA 活動及び地域行事と連携した児童の健全育成
  カ 保育園(東慈寺保育園)・中学校(西根中学校)との連携強化

学校の沿革
明 8. 5 公立田頭小学校創立
明19.11 田頭尋常小学校(改称)
明20. 2 大田尋常小学校田頭分教場
明22. 3 簡易小学校(大更分離)
明25. 5 田頭尋常小学校(改称)
明41. 4 田頭尋常高等小学校(改称)
大 4.11 新築移転
昭12.10 校舎増築落成(8教室講堂)
昭16. 4 田頭国民学校(改称)
昭22. 4 田頭小学校(改称)
昭22. 4 田頭中学校併設
昭23. 4 田頭中学校分離
昭28    校内放送施設の設置
昭31. 2 創立80周年記念式典
昭33.12 テレビ壱台設置
昭34. 3 旧校舎新講堂壁間改修
昭35.12 校歌制定
昭40. 9 校地内立木伐採並記念木移植
昭40.11 創立90周年記念式典
昭43.12 校舎移転(8学級)
昭45. 1 新校舎増築竣工(6教室)
昭45. 1 校舎移転(3・4年4学級)
昭46. 8 二宮像旧校舎より移転
昭47. 7 プール竣工
昭48.11 図工科研究公開
昭49. 6 花壇作り(PTA)
昭49. 7 保健室新設
昭50. 6 創立100周年記念式典
昭54. 9 町指定学校公開(理科)
昭56. 1 ふるさとのうた刊行 −田頭の文化遺産−
昭56.12 すもう場設置(田頭公民館から)
昭58. 9 町指定学校公開(算数)
平 2. 3 第1期工事、新校舎竣工住所移転
平 2.10 町指定学校公開(算数)
平 3. 3 第2期工事講堂竣工
平 3. 3 校舎新築落成記念式典・祝賀会
平 3. 9 プール竣工
平 6. 3 親子二方式すべり台設置
平 6.10 町指定学校公開(国語)
平 6.11 日本PTA全国協議会会長表彰受賞
平 7.12 創立120周年記念式典
平 8.10 文部省指定学校公開(健康教育推進)
平 9. 9 夜間校舎警備機械設置
平10. 7 防災避難用ヘルメット配備
平11. 9 西根松尾道徳研究会会場
平12. 2 コンピュータ設置17台
平12. 4 町教育研究(算数科)の指定を受ける
平13. 8 第21回東北学童相撲大会団体戦出場
平13.10 町指定学校公開(算数)
平15.   1 県学校歯科保健優良校受賞(2年連続)
平15.11 町花壇コンクール最優秀賞受賞(3年連続)
平16. 8 第23回東北学童相撲大会団体戦出場
平16.10 第41回全国花いっぱいコンクール地区審査最優秀賞受賞
平16.11 町花壇コンクール最優秀賞受賞(4年連続)
平17. 1 県学校歯科保健優良校受賞
平17. 8 創立130周年記念式典
平17. 9 市町村合併により八幡平市立田頭小学校へ校名変更
平18. 1 町花壇コンクール最優秀賞受賞(5年連続)
平18. 1 県学校歯科保健優良校受賞
平19. 1 県学校歯科保健優良校受賞
平20.10 市指定学校公開研究会(国語)
平21. 8 全日本小学生相撲大会東北ブロック団体第3位
平22. 1 県学校歯科保健優良校受賞
平22. 2 市教育委員会表彰(相撲)
平22. 3 児童・教職員用コンピュータ設置
平22.10 校舎屋根塗装
平22.12 田頭学童保育施設竣工
平23. 4 特別支援学級開設
平23. 8 多目的ホールカーペット張り替え 講堂ステージ幕新調
平24. 7 大画面テレビ等視聴覚機器一式を同窓会から寄贈いただく
平25.11 西根中学校区小中連携実践発表会
平26. 8 岩手県総合防災訓練参加(岩手山周辺地震)
平27.11 講堂吊り天井改修工事
平28.10 八幡平市教育委員会指定学校公開研究会(算数)
平29. 9 同窓会よりテント2張寄贈
平31. 4 3・4年複式学級、エアコン工事
令 2. 4 4・5年複式学級、八幡平市教育委員会指定研究1年次(算数)