藤井寺市立市民総合会館
(パープルホール)
所在地:藤井寺市北岡1−2−3  TEL : 072−939−7020
      交通:小山交差点(府道12号〈堺大和高田線〉・府道186号)の西170mの三叉路を北へ約70m
           近鉄南大阪線・藤井寺駅北口から北へ約800m 徒歩約
12分           
藤井寺市民総合会館 藤井寺市民総合会館(南側正面から)

  建物は六角柱を組み合わせた珍しい形になっ
 ていて、会議室も六角形で造られている。
  写真中央下の入口は1階駐車場入口。その上
 の吹き抜け部分が会館の正面入口で、その奥が
 大ホールの入口となっている。写真左の枠外に
 別館がある。  
いち早くできた大ホール施設
 市民総合会館は、1973(昭和48)年11月5日にオープンしました。藤井寺市が周辺の他の市
町村に先がけて、いち早く1500人(開館当時)規模の大ホールを持つ文化施設として建設しま
したが、それまで南河内地域には大ホールを持つ文化施設はまだどこの自治体にも無く、こ
の会館が完成すると、藤井寺市内の利用者だけでなく、南河内地域全域にまたがって様々な
団体や機関が大ホールを利用するようになりました。
 その後、周辺の各自治体にも大ホール付きの施設が次々に誕生していきました。河内長野
市「ラブリーホール」、富田林市「すばるホール」、大阪狭山市「さやかホール」、羽曳野
市「LICはびきの」、柏原市「リビエールホール」など、愛称の付いたホールが多く誕生
しましたが、これにならって後に藤井寺市民総合会館にも「パープルホール」という愛称が
付けられました。「パープル」は、藤井寺市の「藤」の花の色にちなんでいます。

一時は休館の事態に
 南河内地域ではいち早く誕生した市民総合会館ですが、その分老朽化も早く進み、周辺に
新しくきれいなホールが誕生するのとは逆に、市民総合会館は耐震補強や空調設備の改修工
事が必要となりました。しか
し、ちょうど市の財政の厳しい時期に当たり、2000(平成12)年4
月から2年半ほど休館を余儀なくされるという事態になったのです。市民からの意見・提言
を募って対策が検討され、やはり市民の諸活動には不可欠な施設だということで、改修工事
が行われました。そして、ようやく2002(平成14)年
11月1日に愛称「パープルホールとし
て再オープンしたのでした。
 市民総合会館には、大ホール(1269固定席)のほかに、小ホール(250席)、小(5)
中(2)会議
室、市民
ギャラリー、多目的室、音楽教室、絵画教室、料理教室、和室(2)保育ルーム、女
性ネットワークルームがあります。

分館と別館
 パープルホールは「市民総合会館本館」が正式名で、別に「分館」があります。分館は、
本館に先立つこと10か月、1973年1月4日に開業しています。土師ノ里
(はじのさと)駅の近くに、
市役所の支所の新しい建物ができ、その3・4階に分館の施設が造られたのです。新年の仕
事始めの日に、支所の業務開始と同時に分館もオープンしました。分館には、小(3)
中会議
室と和室、談話室(2)があります。
 また、本館の西隣りには施設を拡充するものとして、「別館」が1983(昭和58)年5月10日
にオープンしています。1・2階は福祉会館「ふれあいセンター」になっており、3階に7
つの会議室が、4階に中ホール(400席)が設けられています。
 余談ですが、この別館の西隣りは藤井寺小学校の敷地で、その南東の角地で別館のすぐ横
に、現在藤井寺市内で唯一現存する木造校舎があります
と言っても、この建物は現在は市
の文化財保護課の利用施設として使用されています。藤井寺小学校の最後の木造校舎が改築
される時に、東側の1・2階4教室分を残して転用することになったものです。各地で昔か
らの木造校舎がどんどん姿を消していった中、今や貴重な文化遺産となりつつあります。そ
の建物を文化財保護課が利用するというのも、何か必然めいた縁を感じます。
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