大井水みらいセンター
(大和川下流流域下水道大井水みらいセンター) |
所在地:藤井寺市西大井1−407−1
TEL : 072−938−5816(大阪府南部流域下水道事務所大井管理センター) |
交通:国道170号(大阪外環状線)藤井寺市立体育会館前交差点を西へ約100mで正面ゲート
近鉄南大阪線・土師ノ里駅から北西へ約1.5km(正面ゲートまで) 徒歩約23分
近鉄南大阪線・藤井寺駅から北東へ約1.8km(正面ゲートまで) 徒歩約28分 |
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大井水みらいセンター(南西上空から)
大井水みらいセンターは、藤井寺市の中央部
の端にあり、大和川に接している。写真左上に
見える大和川の川幅は約200mほどあり、その比
較からセンター敷地の広大さがわかる。南北は
450mもある。下方に接して流れている川は雨水
幹線でもある大水川(おおずいがわ)で、大和川では
なくてその横に沿って流れる落堀川に流入して
いる。
写真上方で南北に走る道路は国道170号(大阪
外環状線)。 |
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「大井水みらいセンター」は大阪府が運営する流域下水道の下水処理場の一つで、1974(昭
和49)年に建設事業が着手され、1996(平成8)年に下水処理事業が開始されました。事業が始まっ
た当初は「大井処理場」という名称でしたが、近年に他の処理場とともに「○○みらいセンタ
ー」という施設名に変わりました。一見しても浄水場なのか下水処理場なのかよくわからない
名前ですが、ちょっとしゃれた名前です。
写真中央部に見える青い四角形は、大阪府が民間企業の資金とノウハウを活用して導入した
太陽光発電プラントで、2015(平成27)年9月に稼働を開始しました。敷地面積は約20,000u
(2ha)で、発電最大電力は1,500Wだそうです。
大阪府の流域下水道は、5つの河川流域と大阪湾岸地域とからなる7つの流域下水道があり
ます。藤井寺市が属するのは「大和川下流流域下水道」で、南河内地域と堺市の一部が対象区域
です。大和川下流流域下水道は、さらに東部・西部・南部と三つの区域に分けられていて、藤
井寺市の大部分が供用区域となっているのは、「大和川下流東部流域下水道」に区分される区
域です。大井水みらいセンターで下水が処理されるのはこの区域で、「大井処理区」と言います。
ここには、藤井寺市を含む6市2町1村が関わっています。
「大和川下流東部流域」というのは、大和川の支流である石川の流域です。金剛山地の斜面
や丘陵地にある市街地から、石川に沿って造られた下水幹線を通って、下流の藤井寺市にある
大井水みらいセンターに下水が集まってきます。
大和川下流流域下水道には、ほかに西部流域の「今池水みらいセンター(松原市)」と、南部
流域の「狭山水みらいセンター(大阪狭山市)」があります。藤井寺市西部の一部地域は、今池
センターの供用区域になっています。
大井水みらいセンターでは、下水処理施設の屋上に「大井ふれあいらんど」が造られていて、
ふれあい広場とふれあい緑地が一般に開放されています。親子連れやセンター見学の小学生な
どには、ちょうどよい遊び場となっています。また、センターの外周には早くからたくさんの
桜の木が植えられてきました。大きく成長してきたこの頃は、藤井寺市内でも有力な桜名所に
なってきています。 |
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