大阪府警察 羽曳野警察署
(はびきのけいさつしよ) |
所在地:羽曳野市誉田4−2−1 TEL : 072−952−1234 |
交通:国道170号(大阪外環状線)応神陵前交差点から野中東交差点を経て南へ約650m
国道170号野中交差点から東約370mの野中東交差点を経て南東へ約200m
国道旧170号白鳥北交差点から北西へ約570m
近鉄南大阪線・古市駅から北西へ約1km 徒歩約15分 |
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羽曳野警察署(北東から)
藤井寺市との境界に位置しており、警察署
敷地の後方(西側)は藤井寺市域である。
警察署の北側には羽曳野市立保健センター
が、南側には「はびきのレディースセンター」、
羽曳野市役所があり、羽曳野市の官庁街とな
っている。 |
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藤井寺市域の警察
羽曳野警察署は藤井寺市域外にある施設ですが、藤井寺市も管内なので取り上げておき
ます。藤井寺市と羽曳野市は、古くから警察署・郵便局・保健所・電話局などの公共施設
で、管轄区域を同じくしてきましたが、羽曳野警察署もその一つです。羽曳野警察署は大
阪府警察の警察署として、羽曳野市と藤井寺市を管轄区域としています。
この地域の警察組織の変遷の概要は、『藤井寺市史』によると次のようです。
◆明治5年頃、南河内地方では、古市(ふるいち)村に古市警察署が設置される。
◆明治14(1881)年、堺県と大阪府の合併により、古市警察署は阿保(あぼ)・上田(現松原市)、
国分(こくぶ現柏原市)の3分署を持つ警察署となる。古市村には郡役所が置かれた。
◆明治16年、郡役所の富田林(とんだばやし)村(現富田林市)への移転に伴い古市警察署は富田
林村に移転して富田林警察署となり、旧古市署は富田林警察署古市巡査派出所とな
る。
◆明治19年、富田林警察署古市巡査派出所は、同古市分署となる。この時に藤井寺村に
国分分署の派出所が置かれたが、新たに設置された柏原警察署の所属となり、さらに
明治22年に古市分署の所属となる。派出所は明治31年4月1日より「巡査駐在所」と改
称された。
◆大正15(1926)年7月1日、郡役所廃止により、古市分署は府知事が設置を定める古市警
察署となる。
◆昭和8(1933)年の時点で、現在の藤井寺市域には藤井寺巡査駐在所と小山巡査駐在
所の2カ所の駐在所があった。
◆昭和23(1948)年3月に戦後改革としての「新警察制度」が発足し、「国家地方警察」と
は別に「自治体警察」が設置されることとなる。
◆昭和23年7月1日、道明寺(どうみょうじ)村警察署が沢田地区に設置され、道明寺地区に駐在
所が置かれた。(現土師の里支所の場所が旧道明寺村(後道明寺町)警察署の所在地)
同じ日に藤井寺町でも藤井寺町警察署が藤井寺町役場に設置された。翌年1月には同
警察署の新庁舎・公舎が岡地区に完成した。
都道府県警察制度の発足
大阪府警察は、1954(昭和29)年に現行の警察法が施行されたことを受けて、昭和30年7月1日
に誕生しました。発足当初の警察署は、府下に56署が置かれました。その後府内各地の人
口増に対応して警察署の数は増えていき、1994(平成6)年4月1日に誕生した関西空港警察署
までで、64署の警察署が設置されてきました。そして、18年ぶりの新設警察署が2012年
に誕生しました。最も新しい65番目の警察署として、7月2日に交野(かたの)市でスタート
した交野警察署です。それまで、枚方(ひらかた)市にある枚方警察署が枚方市と交野市を管内
としていましたが、人口増によって事故数や事件数が大きく増加してきたために管区が分
割され、交野市と枚方市東部を管轄する交野警察署が新設されました。
羽曳野警察署は以前は別の場所にありましたが、施設が古くなり手狭でもあったので、
移転新築されることになり、1983(昭和58)年に今の場所に新庁舎が完成しました。建物が
大きくなり敷地も広くなって、利用者用の駐車場もできました。
余談ですが、大阪府警察の各警察署の電話番号は、4桁の個別番号がどの警察署も共通
で、「1234」になっています。ついでながら、兵庫県や京都府、奈良県、和歌山県のほ
か、東京都、愛知県、神奈川県など多くの都道府県では「0110」が使用されています。 |
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