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御蔵島日記
御蔵島日記

2019年3月15日(金)
「15歳の旅立ち」

 島内のいたるところで石仏が見られます。だるまの形をした石仏は、道中の安全を見守っていました。御蔵島には高校がありません。中学校の卒業生は「15歳の旅立ち」といい、多くの生徒が島を離れることになります。これからも教職員一同、この石仏のように、卒業生の成長を見守っていきます。

2018年11月5日(月)
雨の後には

 御蔵島の天気はとても変わりやすく、晴れていたのに10分後には大粒の雨ということも珍しくありません。今日は雨上がりに、きれいな虹が現れました。現在のヘリポートの横に建設中の新しいヘリポートを飾っているようでした。ヘリコプターは離島である伊豆諸島の島々を結ぶ虹の架け橋です。

2018年10月18日(木)
塩害に負けず

 先週末、大雨、洪水警報が発令され、「50年に一度の記録的な大雨」となりました。山へと続く道では、写真のように道路が落ち葉などで埋め尽くされている場所がありました。都内では塩害により、葉が茶色に変色したり枯れたりする被害がありましたが、島の植物は環境に適応し、たくましく生きています。

2018年9月17日(月)
夏から秋へ

 9月中旬を過ぎましたが、写真のように、島の中では、ひまわりやハイビスカスなどの夏らしい花が、晴れた日の気持ち良い空の下で、まだ咲いています。先週は台風の影響でしょうか、すっきりしない蒸し暑い日が続きましたが、朝晩は涼しく、虫の音が響きわたり、秋を感じるようになってきました。

2018年8月27日(月)
夏の終わりに

 8月の最終週を迎え、夏休みがあと1週間となりました。たくさんの子供たちが朝のラジオ体操、学校で行う学習教室、水泳教室に元気に参加しています。校庭の芝が伸びていたため、教職員で手入れを行い、新学期を迎える準備をしました。きれいに刈りあがった夏場の芝生は見ていても気持ち良いです。

2018年7月24日(火)
暑さの中の涼

 日本列島各地で、厳しい猛暑となっています。御蔵島は高い日でも最高気温が32℃くらいで東京に比べると過ごしやすいですが、平年よりもかなり暑く感じます。写真は、イルカの見える丘付近から海を眺めたものです。この時はイルカの姿を確認できませんでしたが、きれいな水辺に涼しさを感じます。

2018年7月1日(日)
夏本番!

 関東甲信地方が6月29日に梅雨明けしました。御蔵島でも晴れて暑い日が続いています。この週末には、村民を中心としたボランティア活動として、島内の道路や港湾施設の一部を清掃しました。今年の前半は客船就航率が平年を下回りました。夏季は天候や海上状況が安定し、高い就航率が期待できそうです。

2018年6月5日(火)
梅雨入り間近

 御蔵島でも梅雨入り間近となり、梅雨時期の代表的な花、アジサイが咲き始め、涼しげな感じを与えてくれています。写真のアジサイは、額縁を飾るように花を咲かせるのでガクアジサイと呼ばれています。中心の小さなつぼみのようなものが花びらで、外側の大きな花びらのような部分ががくになります。

2018年4月26日(木)
こいのぼり

 5月5日はこどもの日です。季節の節目を祝う、5節句の中の1つ、端午の節句として知られています。島内では4月中旬からいたるところで、こいのぼりが飾られています。本校でも、色とりどりのこいのぼりをつないで飾りつけました。青空に泳ぐこいのぼりのように、皆元気に育ってほしいです。

2018年3月28日(水)
別れの季節

 修了式が終わり、春休みに入りました。異動に伴い、教職員が島を離れる時期でもあります。船中の離任者と岸壁で見送る人々が、見えなくなるまで互いに手を振り続けるのは島ならではの光景です。教職員、児童・生徒だけでなく、多くのお世話になった保護者や島の方々にも見送られる教職員は幸せです。

2018年2月20日(火)
春景色

 2月も下旬となり、穏やかな日差しとともに少しずつ暖かさを感じられるようになってきました。晴天の下では、海の青色と松の緑色、そして満開の桜の桜色が色鮮やかに春を彩ります。この桜は、東京で一般的なソメイヨシノではありませんが、すでに満開を迎えており、この時期の風物詩の1つとなっています。

2018年1月16日(火)
冬の青空の下で

 1月も半分が過ぎ、曇り空で風の強い寒い日がしばらく続いていましたが、今日は穏やかに気持ちよく晴れました。島内のいたるところに冬でも常緑で、寒さに耐えながら椿の花が咲いています。椿は古くから日本人に愛されてきた花のひとつです。文字通り、春が近づいていることを感じさせてくれます。

2017年12月5日(火)
伊豆諸島

 冬になり、晴れると視界の良い日が多くなりました。御蔵島から北の方角を眺めた写真です。右端にあるのは三宅島の一部、左端は神津島です。画像ではわかりにくいですが、2つの島の間には、三宅島の左側に新島と式根島があります。この日は、さらにその奥に伊豆半島を確認することもできました。

2017年11月16日(木)
オオミズナギドリ

 御蔵島は、オオミズナギドリの世界最大の繁殖地です。11月になり、学校周辺でもよく見かけるようになりました。オオミズナギドリがいる辺りにカツオがいることから、御蔵島では「カツオドリ」とか「カツドリ」と呼ばれています。学校の外階段に、じっと動かずにいました。もうすぐ赤道周辺へと南下していきます。

2017年11月2日(木)
台風の季節

 今年の10月は週末に台風が2度接近するなど、天候が安定しない日が続きました。写真は御蔵島唯一の港湾施設です。台風22号通過後の様子ですが、波がかぶり、とても定期船が就航できる状況ではありません。もうすぐイルカウォッチングのシーズンが終わります。11月は海が穏やかになることを願います。

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