浜益小学校のICT活用教育

■ 石狩市の事業として、本校の教育ICT環境を整備

 「ICT教育」とは、コンピュータや高速回線等の情報技術を用いたコミュニケーション環境を活用する教育を意味しています。
 石狩市と石狩市教育委員会は、新しい時代の教育のあり方としてICT教育を重視してきました。背景には、寒冷な外気と雪氷などの自然エネルギーや充実した通信インフラをはじめとする立地優位性を活用した「グリーンエナジーデータセンター」を将来の基幹産業とする市の計画があります。
 これまでに、全学校に電子黒板等を配備した他、総務省からフューチャースクール事業の認定を受けた紅南小学校が、ICT機器を活用した学習指導の改善に取り組んでいます。
 さて、総務省では平成22年度予備費を活用し、フューチャースクール事業を補完する教育情報化推進事業として、「ICT絆プロジェクト」を実施することとしました。市・市教委では、次のような理由から、本校を対象校としてこの事業に応募しました。
・僻地・小規模校におけるICT機器の利活用のあり方と教育効果の検証。
・年度内に浜益地区に開通する光回線によって、僻地性を緩和する教育活動の展開。
 ところが、今回の応募が国から認定されないこととなりました。しかし、市・市教委では、僻地・小規模校におけるICT教育のあり方を検証するという目的に重要な意義があると判断し、国からの補助金に相当する部分を減額して、当初の事業規模から若干縮小した内容で市独自の事業として実施することになりました。そして、市議会で、このことを含めた補正予算が議決され、浜益小学校のICT教育環境を次のように整備することが正式に決定いたしました。

 本校では、石狩市と石狩市教育委員会のご高配に応えるために、 関係機関のご指導をいただきICT機器を生かした教育活動の充実に務めてまいります。

北海道新聞記事

IT化進め授業充実
カメラ、電子ペン付きパソコン/電子黒板 浜益小に導入

魅力ある教材作成遠くの学校と交流

【石狩】教育のIT化を進める市立浜益小に児童用タブレットパソコン(PC)や電子黒板が整備された。各自がパソコンを使い、課題に素早く取り組むことができるほか、遠隔地の学校との交流も容易になり、授業内容の充実や過疎地における情報格差の解消が期待される。(上田貴子)

 タブレットPCはノー卜型で、カメラや画面をなぞる電子ペンも付いている。3月中旬に導入、今春卒業した児童がさっそく、卒業式で父母に配るチラシづくりに取り組んだ。
  児童が使ったソフトは「バーチャル(仮想)模造紙」。パソコン画面に表示された各自の顔写真の横にそれぞれがコメントを書き込むと、教室内の電子黒板(50インチ)に表示され、一枚のチラシが瞬時に出来上がった。
  IT技術を活用した学習環境の整備は、市内では昨年夏に総務省の「フューチャースクール推進事業」に認定された紅南小学校に引き続き2校目。浜益小のIT化は石狩市が必要経費1500万円をかけ、13台のPCや電子黒板、コンピューターのサーバーなどを整備した。
  同校では今後、紅南小や道外の小学校とテレビ会議などでの相互交流や、コンピューターに保存されているドリルの活用を検討。教員も事前に入力した写真や地図を引き延ばすなど自在に加工して電子黒板に表示できるため、魅力ある教材づくりに役立ちそうだ。
  石黒校長は「使い方を工夫し、子供たちの可能性をどんどん伸ばしたい」と話している。

タブレットパソコンを使い、各自の写真の横に卒業式への思いを書き込んだ卒業生ら。内容は電子黒板にすぐ表示された

 

2011年(平成23年)4月5日〔火曜日〕

 

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